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2009.1.6　発行　　　　　　第７９号
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さてさて、昨年はたくさんのメールを頂き、本当にありがとうございました。

メルマガ発行をやめようかな？って思うくらい忙しい時期もありましたが、
ほんと、励みになり、「そーだコレも書いちゃおう」「あっ。そうそう、コレ
もお伝えしなくては・・・」と、別にお金がもらえるわけじゃないのですが、
勝手な使命感？がふつふつ・・・と（笑）

ただ、振り返ってみると「交雑」関係のメールがなんと多かったことか（笑）

ま～。それだけ、一般飼育者にも浸透してきたってことですかね。

私にしてみれば、１０年も前に始まっていたことを今さらなんで大騒ぎ？って
感じなのですが・・・＾＾。

いろいろ考えましたが、現在のオオクワ飼育では、もはや避けて通れないこの
「交雑」問題を取り上げて来たメルマガとして、一つの区切りですかね・・・

あくまでも私個人の私見として新年早々、先に発行した「ビジネスメルマガ」
に書いちゃいました（笑）

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　■交雑極太オオクワガタを見抜く
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と言うことで、新年発行初メルマガは、「オオクワビジネスメルマガ」の方
だったわけですが、早速たくさんのメールを頂きました！

ほとんどの方の反応は、「何だかスーっとした」。・・・でした（笑）

そんなに、皆さん「つっかえて」いました？（爆）

昨年の途中から、個別の交雑鑑定をお受けしなくなったから？なのでしょうか。

それとも、あと一押しのコメントが欲しかったから？＾＾。

まだ、ご覧になっていない方はブログをご覧下さい。

　オオクワビジネスブログ

で。

コチラのメルマガは、もっと深い？オオクワ飼育情報メルマガですので、
久々に「斬り～」といっちゃいましょうか（笑）

でも。

このメルマガをお読みの皆さんはある程度「交雑」については知識を持たれて
いるでしょうから、「今さら」って感じになっちゃうかも？ですね＾＾。

でも一応・・・いっときますか（爆）

「極太　血統」・・・。

はい。交雑です。

って言うか、「血統」なら交雑でしょう。

私からすれば、「この個体は交雑ですよ～。」って言っているに等しい。

です＾＾。

オオクワビジネスメルマガに少し書いちゃいましたが、日本固有の種である
「国産のオオクワガタ」同士ならどんなに違う地域産を掛け合わせても
「見るからに違う型」・・・要するに「誰が見ても」「飼育をしたことがない
素人が見ても」わかるような個体が出るわけありません。

今流行の大顎の明らかに太い「極太」個体なんてまず作出できません。

国産オオクワガタは、確かに生息地域にによって型の差はあります。

但し、それは、いわゆる「微妙」な差でしかありません。

当たり前ですね。同一種ですから＾＾。

でも国産オオクワガタ愛好家にとってはそれが「凄い」差であり、たまらない
魅力でもあります。

この「差」がわかるからこそ国産オオクワガタにハマるんです！

だから、「○○産」がカッコイイ！

とか、「○○産」・・・この型が貴重！

とか、「○○産」の○○ミリ！・・・スゲ～！

と、なるわけです＾＾。

一般の方々から見れば「どれも同じじゃん！」となるわけで、愛好家にとっては
１ミリの攻防が、「どちらも同じ大きさじゃん！」となるわけです。

でも、いわゆる「極太」。

大顎だけが異常に太い。基部５～６ミリ以上。

大きさも８０ミリ超えだってフツー。

ここまで違うと、ただの「別種」。

そう。他の血（血統）が混ざらないとこの「別種血統」は生まれません。

他の血とは、国産オオクワガタの別種。

日本に生息していない「外国産種」を祖先に持つオオクワガタです。

冷静に考えれば当たり前です。

違ったら、生物学者怒ります（笑）

ペットブリーダーもビックリです（爆）

但し！

一発ものは作れます！
↑
ココは混同しないで下さい。

添加剤を含むいわゆる「飼育剤」や「飼育法」を駆使すれば、突然変異も含め
作れます。

それでも８０ミリ越えは「チョー難しい」っス（笑）

モチロン血統ではありませんので、その個体から生まれた個体はフツーです。

フツーに飼育して勝手に極太になったりしません。

当たり前っス（笑）

っと。バッサリ斬っときますが、一応、「あくまでも私見」ってことで（爆）

ただ、１９９９年。日本でおそらく初めて交雑オオクワを作出した方々の中に
混じっていた者として、およそ１０年、飼育とは別に「実験、実証」を数多く
繰り返してきた結論でもあります。

前からお伝えしておりますが、私は「交雑」を否定しておりません。

皆さんからのメールも「交雑」の是非ではなく、「販売方法」が「交雑」問題
の中心であり、もっとも知りたい情報であることは、承知しております。

確かに、今でも「詐欺販売」はあるようです。

私がいろんなサイトを見て回った中にも「タイワンオオクワガタ」そのものを
「国産オオクワガタの○○産」として販売しているショップもありました。

「交雑」を通り越してます＾＾。

さらにその個体を「国産」と信じて購入された方がいました。

「ウソだろ。オイオイ！」って言う突っ込みが聞こえてきそうですが＾＾。

ウソのようなホントの話です（笑）

こんなメールを頂くとさすがにちょっと悲しくなります。

でもですね。

「交雑」問題の核心部が「詐欺販売」なら、最近の「極太」販売ショップを
よくご覧下さい。

多くのショップは「国産」とか「○○産」と言う表示はされていません。

個体のブランド名で販売されています。

血統もブランド名個体の何代目とか、違うブランド名個体との掛け合わせとか
どこにも「国産」表示はされていません。

「交雑」とか掛け合わせた外国産種を明記していないので、紛らわしいと言えば
紛らわしいですが＾＾。

ただこのことを少しでも頭に入れておけば、国産と信じて購入することはない
でしょう。

しかしながら、残念なことに一部のショップやオークションでは、「国産」と
して「極太」が販売されています。

多分、「国産と信じている」が販売者の言い分なのでしょうが、本当に信じて
いるなら素人飼育者ってことになるのですが・・・＾＾。

今回のメルマガ。

交雑問題としては、一つの区切りになるのでしょうが、「詐欺販売」はどの
業種でも進化？して行きます。

最低でもこのメルマガ読者の方々が「騙されて」購入する被害に遭われない
ように今後も情報を発信していきたいと思っております。

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書いちゃいます＾＾。

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　■編集後記
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やっぱり、「国産」だからこそオオクワガタは高値が付くわけで、どうしても
国産に見せたい意識が販売者にあるのでしょうね。

ただ、これだけ販売個体として「極太」が蔓延した結果、本物の「国産」が
非常に減ったような気がします。

皆さん、「国産」大事に育てましょうね＾＾。

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おっと。そうそう。

前にも書きましたが、国産か交雑か判断しにくい個体の場合、そのショップで
扱っている他のクワガタを見てみましょう。
（オークションの場合は他の出品）

下記のクワガタを売っている場合は要注意。交雑と判断するのが賢明です＾＾。

ホーペイ

タイワン

グランディス

アンテ

以上の外国産オオクワガタ。

もちろん、その個体が「国産」と明記されている場合ですよ。

明記されていない場合、国産と勝手に思ったあなたが悪いってことになっちゃい
ます（笑）

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